昔は無かった延長保証制度


現在保障延長の対象になっているのは2000年あたりを境に建築された住宅がほとんどです。
住宅メーカーによって多少の前後はありますが、ほぼ同じ時期に建築された住宅に限っています。

しかし、現在10年目、15年目の点検を受けている施主の方に聞いてみると、新築時に保障延長制度について耳にした記憶はなく、ほとんどが、「全く知らなかった」か、「前回点検時に何となく聞いたような気がする」と言った程度の状態です。

それもそのはず、多くの住宅メーカーにおいて、この住宅延長保証制度というものは、新築時には無かった制度なのです。

1995年 阪神淡路大震災
1999年 品確法の制定
2000年 耐震基準の改正
2007年 住宅瑕疵担保履行法の制定

上記のように、住宅に関する法律の改正により、保障延長という制度が生まれてきました。
特に、住宅瑕疵担保履行法の制定が大きく影響しています。